『パラサイト 半地下の家族』と台湾カステラ
ポン・ジュノ監督もソン・ガンホも大好き。
二人があまりに好きすぎて韓国に行ってしまったくらいです。
『グエムル』の漢江も見てきました。
『パラサイト』も映画館で観ました。
テーマもストーリーも俳優も映像も町の感じも全部よかったです。
ソン・ガンホの一家は、本人はタクシー運転手や台湾カステラの店などをやったものの失業中、妻はピザの箱の内職中、息子は何年も浪人して大学受験に挑戦したものの受からず、娘も無職。そんなトイレの真横で暮らすような劣悪な環境で暮らす家族と、坂の上に建つおしゃれな高級住宅に暮らす家族、そしてある秘密の半地下の空間に暮らす家族が登場する映画です。
映画を観た時、え? 台湾カステラって何? と思いました。その後に台湾カステラブームにが日本にもやって来て、近所のスーパーやコンビニでも売られているのを食べてみたことがありますが、ちょっと重たいスポンジ、という感じであまり美味しいと思いませんでした。
しかし、東急プラザ銀座の台湾カステラ屋さんはずっと気になっていました。流行っただけあって、専門店が買えば美味しいのではないかと。
食べてみたらめちゃくちゃ美味しかったです。甘すぎず、ふわふわ、口に入れるとすぐに溶けるようなスフレのようでした。
台湾カステラのレシピを調べてみたら、バターは使わず、サラダ油などの油を使うようで、シフォンケーキのレシピに似ていると思いました。軽さはそのせいなのでしょう。